Dota 2のカウンターピックは、両ヒーローの総合的な強さから予想されるより高い頻度で、特定の相手に勝つヒーローです。ピックする順番が遅いほど、すでに見えている敵が増え、対抗策を選びやすくなります。ただし、敵のピック全体、空いているポジション、使い慣れたヒーローも考慮しましょう。
- 有利幅
- 勝率ではなく、パーセントポイントで表示
- ヒーロー選択
- 敵、味方、ポジション、自分のランクを考慮
- ピック後
- アイテムで脅威への対策が可能
- 更新
- パッチ配信から1週間後、その後は少なくとも30日に1回
カウンターピックで得られるもの
カウンターピックで有利幅が動くのは、通常数パーセントポイント程度です。パッチ7.41fのCasewayデータでは、ペアの半数がプラスマイナス1パーセントポイント以内、79%がプラスマイナス2以内に収まっています。有利幅が5パーセントポイント以上のペアは、わずか1.5%です。
どれほど強いカウンターピックでも、それだけで試合には勝てません。結果には10体すべてのヒーローとプレイヤーが影響します。リストの最上位を狙って慣れないヒーローを使うより、使い慣れていてチームにも合うヒーローを選びましょう。
パーセントポイントで表す有利幅の計算方法
まず、相手に対するそのヒーローの勝率を見ます。そこから、両者の全体勝率をもとにした予想結果を差し引きます。具体的には、50に自分のヒーローの勝率が50からどれだけ離れているかを加え、相手の勝率が50から離れている分を引きます。こうしてヒーロー自体の強さを考慮するため、パッチで強いヒーローが誰にでも有効なカウンターになるわけではありません。
有利幅が5パーセントポイントというのは、同じ条件の試合が100回あった場合、両ヒーローの総合的な強さから予想される結果より、そのヒーローが約5試合多く勝つという意味です。ペアの集計には300試合以上が必要です。数値の横に表示される試合数が多いほど、比較の根拠となる試合も多くなります。
有利幅を勝率と混同しないようにしましょう。5パーセントポイントは、ペアの結果が予想からどれだけずれているかを示す数値であり、あなたの試合に勝つ確率ではありません。
Casewayのデータには127体のヒーローと、全ランクで約200万試合が含まれています。各ランクグループで比較する「ヒーロー対相手」のペアは16,002組です。各ヒーローに対する最強のカウンターの有利幅は1.9〜11.3パーセントポイントで、半数のヒーローでは4.7パーセントポイントを超えています。
- パーセントポイント
- パーセントで表した割合の差を示す単位です。ここでは、予想結果に対する有利幅を表します。
- ペアの有用性
- それぞれの全体勝率から予想されるより、味方の2ヒーローが一緒にどれだけ高い頻度で勝つかを示します。
あるヒーローが別のヒーローに強い理由
数値の裏には、アビリティ同士の相互作用があります。以下はパッチ7.41f、全ランクのデータに基づく例です。カウンターが有効な理由を解説しますが、最新の数値は各ヒーローのページで確認してください。
マナ:アンチメイジ対メデューサ
データ内で最も有利なペアはアンチメイジ対メデューサで、4,624試合において有利幅は11.3パーセントポイントです。マナブレイクは攻撃のたびに対象のマナを燃やし、燃やしたマナの一部に応じたダメージを与えます。メデューサのマナシールドは、マナを消費してダメージの一部を吸収します。この対面では、マナを燃やすことでダメージを与えられるうえ、相手の防御も削れます。
範囲ダメージでイリュージョンやクローンに対抗する
ファントムランサーはジュクスタパスでイリュージョンを作り、さらにドッペルゲンガーで2体を追加します。対抗するヒーローはレシュラックが6.1パーセントポイント、タイドハンターが5.8パーセントポイント有利です。パルスノヴァは近くの敵ユニットに1秒ごとにダメージを与え、ラヴェージは周囲の敵すべてにダメージを与えてスタンさせます。ディバイド・ウィー・スタンドでクローンを作るミーポに対しては、アースシェイカーが最も有利で、その差は8.5パーセントポイントです。エコースラムは敵に当たるたびにエコーを生み出し、近くの敵にもダメージを与えます。
パッシブアビリティの無効化
ヴァイパーはハスカーに対して最も有利で、その差は7.4パーセントポイントです。ハスカーのパッシブ「バーサーカーブラッド」は、体力が減ると攻撃速度、魔法耐性、体力回復を高めます。ヴァイパーストライクは対象を減速させ、継続ダメージを与え、パッシブアビリティを無効化します。
効果への耐性
ライフスティーラーはレイジ中、効果を受けません。それでも、最も有効なカウンターはドゥームとエニグマで、有利幅はそれぞれ4.3パーセントポイントです。ドゥームのアビリティは発動時に敵の有益な効果を解除し、その後、継続ダメージを与えます。さらに、アビリティの使用を封じ、体力の回復もできなくします。
アイテムでカウンターする:ヒーロー選択後の対処法
ヒーローを変更できない段階では、具体的な脅威に合わせてアイテムを選びましょう。透明状態には敵を見つける手段、回避には攻撃を当てる手段が必要です。表では、対処できる脅威ごとにアイテムをまとめています。
| 脅威 | アイテムと効果 |
|---|---|
| 透明状態 | 「トゥルーサイトの石」はインビジブルの敵を看破し、倒されるとドロップします。「姿現しの粉」は周囲の不可視ヒーローの姿を暴きます。「見張りのウォード」は周囲の不可視ユニットを視界に捉えます。 |
| 回避 | 「猿王の棒」は敵の回避を貫通します。 |
| 呪文と行動妨害 | 黒き王の杖は魔法を無効化します。リンケンスフィアは敵の一部の呪文を防ぎ、ロータスオーブはそれらを反射します。知識のパイプは近くにいる味方に魔法シールドを付与します。 |
| アビリティと強化効果 | 「悪意の蘭」と「ブラッドソーン」は敵をサイレンス状態にします。「ヴァイスの鎌」は敵を動物に変えます。「ヌリファイアー」は敵を減速させ、有利なバフを解除します。 |
| イリュージョンと複数の敵 | 「バトルフューリー」は近接ヒーローの通常攻撃に周囲への範囲ダメージを付与します。「ラディアンス」はオーラで近くの敵にダメージを与えます。「メイルシュトローム」は攻撃時に確率で稲妻を放ちます。 |
| 通常攻撃 | 「ヘブンズハルバード」は敵を武装解除します。「ゴーストセプター」は物理ダメージを無効化する代わりに、受ける魔法ダメージを増加させます。「ブレイドメイル」は受けたダメージを攻撃者に反射します。 |
| マナ | 「ディフューザルブレイド」は攻撃ごとに敵のマナを削り、強力なスロウを付与します。 |
味方と空いているポジションを考慮する方法
味方とのペアの有用性も、敵に対する有利幅と同じ考え方で計算します。2体で組んだときの結果を、それぞれの全体的な強さから予想される結果と比較します。こうして、敵への対策になり、味方との相性もよいヒーローを探せます。
ポジションによって選択肢は限られます。データではファントムランサーの97%がキャリー、アンチメイジの92%がキャリーとしてプレイされています。パッジは複数のポジションで使われ、サポートが35%、ハードサポートが28%、オフレーンが22%、ミッドが13%です。空いているポジションで誰も使えないカウンターを選んでも、チームの助けにはなりません。
候補を比較する前に、自分のポジションを選びましょう。複数のヒーローを使う場合は、星を付けて「自分のヒーローのみ」をオンにします。自分の役割やヒーロープールに合わない候補を、最初から除外できます。
アシスタントではポジションを1から5まで、キャリー、ミッド、オフレーン、サポート、ハードサポートの順に表示します。ヒーローの試合のうち10%以上を占めるポジションを、そのヒーローの主なポジションとして扱います。味方については、想定ポジションとチームの空き枠も表示されます。
ランクによってカウンターピックが異なる理由
ランクごとに別の試合グループを使って比較するため、カウンターの順位も変わります。自分のランクのグループを選びましょう。メダルの順番は「Dota 2のランク」ガイドで確認できます。「全ランク」だけを見ていると、自分のレベル帯で特に強いカウンターを見逃すことがあります。
| ランクグループ | 7.41fのデータに含まれる試合数 |
|---|---|
| ヘラルド〜ガーディアン | 約21万 |
| クルセイダー〜アーコン | 約70万 |
| レジェンド〜エンシェント | 約82万 |
| ディバイン〜イモータル | 約27万 |
全ランクでファントムランサーに強いのは、レシュラック、タイドハンター、アンダーロード、アックスです。レクルート〜ガーディアンではレシュラックが7.9パーセントポイント、ティンバーソーが6.3、アンダーロードが5.4で上位です。ディバイン〜イモータルではラルゴが6.6、ウォーロックが6.1でリードしています。ライフスティーラーへの全体的なカウンター上位はドゥームとエニグマですが、ディバイン〜イモータルではスラーダーが6.5パーセントポイントでトップです。
ランクグループ内の試合数が少ないペアの数値は、全ランクの値に近づけて調整します。グループ内の試合数が基準の300に届かないほど、全体の数値に近くなります。これにより、試合数の少なさが比較結果に与える影響を抑えます。
Dota 2のオンラインカウンターピック:敵のピック全体への対抗策
ドラフトアシスタントでは、複数の敵と味方をまとめて考慮できます。すでに選ばれたヒーローを追加し、ポジション、ランク、自分のヒーロープールで候補を絞り込みましょう。

- 敵「敵」をクリックし、一覧から敵ヒーローを最大5体選びます。名前で検索でき、Enterキーを押すと検索結果の先頭にあるヒーローが追加されます。
- 味方「味方」に切り替えて、ヒーローを最大4体追加します。チームの5人目はあなたです。
- BANすでに選べないヒーローは「BAN」に移動すると、候補から除外されます。
- ポジションとランク「自分のポジション」でポジションを、「ランク」でランクグループを選びます。緑の点はチームで空いているポジションを示します。
- 自分のヒーロー「自分のヒーロー」で「選択」をクリックし、使うヒーローに星を付けて「完了」を押します。「自分のヒーローのみ」を選ぶと、候補をそのヒーローに絞れます。
- 候補「誰を選ぶ?」のリストには、おすすめ上位10体がすぐに表示されます。ボタンを押すと、さらに最大30体を確認できます。
「合計」は、敵それぞれに対する有利幅と、味方それぞれとのペアの有用性を合算します。「敵に対して」と「味方との相性」には、それぞれの数値がアイコンとともに個別表示されます。候補が上位になった理由を知るには、どのペアが数値に影響したのか確認しましょう。
「ドラフト評価」は、選んだヒーロー同士の組み合わせをすべて集計します。味方対敵の組み合わせだけでなく、チーム内のペアも対象です。これは相性の評価であり、勝率ではありません。ポジション、ランク、自分のヒーローはブラウザーに保存され、ドラフト内容はページのURLに記録されます。味方にリンクを共有できます。
Dota 2のヒーローのカウンターを調べる方法
特定のヒーローに対するDota 2の相性表が必要なら、その個別ページをチェックしてみてください。ランク帯ごとのタブで「有利な相手」「不利な相手」「相性の良い味方」を確認できます。さらにポジション比率、時間帯別のアイテム購入ビルド、タレント、スキルビルドもまとめて確認可能です。
ほかのページは「Dota 2のヒーロー」一覧から確認できます。各ページでは、そのヒーローについてよくある質問にも答えています。

カウンターピックが変わるタイミング
ヒーロー同士の相性はパッチごとに変わります。パッチ配信から1週間後に試合データが集まった時点で新しいデータを作成し、その後も少なくとも30日に1回更新します。パッチ番号とデータの日付は、アシスタントと各ヒーローのページに表示されます。特定の敵への強さではなく、現パッチ全体で強いヒーローについては「Dota 2の最強ヒーロー」ガイドをご覧ください。
ここで紹介する例はパッチ7.41fのものです。現在のピックに使う数値は、ヒーローのページで確認してください。特定の敵リストをずっと覚えるのではなく、アビリティ同士の相互作用を理解することをおすすめします。
よくある質問
ヒーローを選ぶときは、ペアの有利幅だけでなく、比較対象のパッチ、ランクグループ、試合数も確認しましょう。
Dota 2のカウンターピックとは?
特定の相手に対して、両ヒーローの総合的な強さから予想されるより高い頻度で勝つヒーローです。有利幅はパーセントポイントで表します。
ヒーローのカウンターを調べるには?
ヒーローのページで「対面で強いヒーロー」を開き、自分のランクグループを選びます。敵が複数いる場合は、味方と一緒にドラフトアシスタントに追加してください。
カウンターピックだけで勝てますか?
カウンターピックは有利に働きますが、試合の勝敗を決めるものではありません。結果には10体すべてのヒーローとプレイヤーが影響し、有利幅の数値も勝率を示すものではありません。
ランクによってカウンターピックが違うのはなぜですか?
ランクグループごとにペアの結果が異なるため、カウンターの順位も変わります。試合数が少ないペアの数値は、全ランクの平均値に近づけて調整します。
カウンターピックはどのくらいの頻度で更新されますか?
新しいデータはパッチ配信から1週間後に作成し、その後も少なくとも30日に1回更新します。日付とパッチ番号は、アシスタントと各ヒーローのページで確認できます。
イリュージョンや透明状態への対策アイテムは?
イリュージョンや敵の群れには、近接ヒーローなら「バトルフューリー」、他にも「ラディアンス」や「メイルシュトローム」が有効です。インビジブルの敵対策には「トゥルーサイトの石」、「姿現しの粉」、「見張りのウォード」を使いましょう。「トゥルーサイトの石」は倒されるとドロップします。





